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  • Kaori Higashide

開院から1年

昨年7月1日の開院から1年経ちました。

開院にあたって、事業計画や理念について、ずいぶんと考えました。

新規開院は何か他と違う特化したものが必要、と言われたりしますが、私としては、当たり前のことを出来る、通いやすいクリニックにしたいと思っていました。


・標準的な治療ができる

・場所が通いやすい

・待ち時間が少ない

・ニーズに沿った治療ができる

・医療以外の必要な情報も得られる

こういったことが出来たら良いと思っていました。


待ち時間については、何らかの事情によりお待たせしても、予約時間から30分くらいまでで診察できているのではないかと思います。

来院されてから、受付の手続きもありますので、再診の場合、予約時間の数分前に来ていただけると、ありがたいです。


患者さんのニーズに沿う、というのは、むずかしい時もあります。

「この薬を出してほしい」「こういった内容で診断書を書いてほしい」などの要望に、場合によっては、医師としてそれは出来ません、と断っています。

大変立腹されることもありますが、長い目で考えて、患者さんの不利益になることはしないことにしています。

「とにかく共感してもらいたい」というニーズも、実はむずかしい時もあります。

例えば、ある出来事について、患者さんが相手に強い怒りを覚えた話をされたとしましょう。

それが、他の人だと通常は怒りの感情にならないような出来事の場合もあります。

つまり、その人の経験してきた背景や持っている特性が、思考や感情に絡みあって、受け取り方が違ってくるため、反応もまた異なってくるのです。

それはひどい目に遭いましたね、と全面的に共感した方が、その場では患者さんの気持ちは楽になられるでしょう。

しかし、ずっとそれでは、怒らせる周りが悪いのだ、という考えを強化することになり、先々でも繰り返し嫌な出来事に感情が揺さぶられることになります。

怒りを覚えた辛い気持ちには共感しながら、相手の意図を冷静なときに一緒に考えたり、自分の考え方のくせに気がついたりすることを促してくのが、治療の一つだと思っています。


なるべく、来てよかったと思ってもらえるように、と考えていますが、私が至らないことで、患者さんが不満を抱えられることもあると思います。

一番いいのは、それも含めて、「先生はこう言ったけれど、それは違うと思う」と患者さんとフラットに話し合える関係ができることだと思っています。


うさぎ







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