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  • Kaori Higashide

豊島区精神保健福祉講演会「コロナ禍のひきこもり」

11月30日に、豊島区で、「コロナ禍のひきこもり〜その生きづらさを考える」という題で、講演会をさせていただきました。

新型コロナウイルス感染症の初めの頃、緊急事態宣言で外出が制限された時、「ステイホームってつらいものだな」と多くの人が感じたのではないでしょうか。

それ以前からひきこもっていた人にとって、「生活はあまり変わりない」という人もいれば、家族がリモートワークになったことで、会話が増えた人もいれば、逆に、家族との軋轢が強まって、家すらも安心して過ごせない状況になった人もいました。

そして、コロナ対策のために生活が変化する中で、孤立を強めて、新たなひきこもりやひきこもり予備軍になった人たちもいます。

例えば、上京して一人暮らしとなり、入学開始からオンライン授業だった大学生が、横のつながりが持てず、うつ状態になったりしています。

一方で、コロナ禍で新たに分かったこともあります。

思っていた以上に、ひきこもったままできる仕事があること、対面ではなくても、オンラインでつながる方法もあることです。


ひきこもること自体は、自分を守る自然な防衛反応で、落ちているエネルギーを溜める時間と場所が必要なのだと思います。

問題となるのは、危機的状況が去ったあとに、また動き出す方法がわからなかったり・・人と関わることがとても不安であったり・・もう自分はダメだと自己肯定感が下がっていたり・・。

人に話したからといって、何も変わらない、と思う人もいます。確かに、すぐに変わらないかもしれません。

しかし、人と人が出会うときの化学反応を、時には信じてみるのも良いのではと思います。


南天の写真






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