top of page
  • Kaori Higashide

カルテはどうする

更新日:2023年5月4日

私、字が上手くありません。医師になったころ、電子カルテもありましたが、紙カルテの病院も多くありました。人のことを言えないのですが、特殊フォント?のような医師もけっこういらっしゃいます。医師はくせ字の人が多い気もしますが、どうでしょうか。

以前に勤めた病院で、長い経過の患者さんを受け持った時は、昔のカルテを出してもらって読みました。戦前のものもありました。昔のドクターは、「スカアトを翻して小走りに入室し・・」と丁寧に記載をされていました。

さて、クリニックのカルテをどうするか。紙カルテは、パラパラとめくって経過を見たり、図をフリーハンドで書いたり、良い面もありますが、先の字の問題もあり、私の場合は電子カルテ一択でした。次に、どこの電子カルテにするか。電子カルテのシステムは、とてもたくさんあります。医療情報共有のため、統一化・標準化を望む声もありますが、現実的ではないでしょう。

たくさんの電子カルテを検討し、(株)レスコさんのwarokuにしました。精神科の外来に特化したカルテで、使いやすそうというのがはじめの理由です。そして、warokuという名前には、「記録の輪」の意味があるそうです。将来的に、訪問看護など地域の関係機関が、繋がることで、患者さんのリカバリーに貢献したい、と考えておられるそうです。そういった理念に共感したことが、このカルテにしたふたつ目の理由です。

桜は満開がすぎ、春の風に舞っています。来年の今頃は、どんな気持ちで桜を眺めているでしょうか。今、自分にできることを、ひとつ一つやっていこうと思っています。


閲覧数:206回

最新記事

すべて表示
bottom of page