ひきこもり

 社会の中で、何らかの辛い出来事があったりしたときに、生きていくために、自分を守るために、ひきこもることは、自然な防衛反応です。ですから、ひきこもりになる可能性は誰しもあります。​

 ひきこもりは病名ではありません。しかしながら、ひきこもっている人のなかには、発達障害や知的障害があったり、統合失調症やうつ病があったり、不安障害や社交不安障害や強迫性障害があったりで、そのことでより苦しんでおられる人もいらっしゃいます。

​ 心療内科・精神科にかかるメリットは何でしょうか。

・何らかの苦痛な症状を治療で和らげる

・自分の気持ちや考えを第三者に話せる

・こころのケアによりエネルギーを回復できる

・家族に、関わり方などを伝えてもらえる

・公的サポートを提案してもらえる

・居場所や就労サポートなど今後のことを一緒に考えられる

などなど

 状況や考えなど、抱えているものは一人一人違いますので、大事なことは、どうしたいかというご本人の気持ちです。こんな風に暮らしていきたい、という希望を、一緒に考えるのが心療内科・精神科だと考えています。

 ひきこもり支援は、長らく2つの問題がありました。1つは、支援が若者向けであったこと、2つ目は、「相談に来てください」と言われても行けないことです。8050問題が社会的に注目されるなか、この2つの問題は以前よりは状況がよくなっています。当院でも、来院することが難しい方には、訪問診療も行っておりますので、まずはご本人・ご家族・関係機関からのご相談をお待ちしております。