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  • Kaori Higashide

院長、ホルモン補充療法をやってみる

前回からの続きです。

検査の結果、ホルモン補充療法を受けることになりました。

薬の組み合わせは、色々な種類がありますが、私の場合は、

・2日に1回、エストロゲン製剤の貼り薬

・黄体ホルモン製剤を2週間連続して内服して、2週間休薬

の組み合わせです。

薬の飲み方がちょっと複雑なので、写真の、お薬カレンダーを買ってみました。これは月間タイプですが、毎日一定の薬を飲む方は、週間タイプが良いと思います。


さて、1ヶ月内服してみた結果です。

顔の火照りや発汗はかなり軽減しました。中途覚醒もほぼなくなりました。朝早めに覚めるのはありますが、年齢からは普通かなと思います。あと、肩こりと頭痛が減って、湿布を使うことが減りました。

私の場合は、メリットが大きいため、ホルモン補充療法を受けることになりました。

肌が綺麗になる、気分が明るくなる、などの効果を感じる人もいますが、今のところそれは特に・・といった感じです。

生理周期が2週できたり、2ヶ月後だったりで、長く空いた時に、びっくりするほど多量の出血になったりすることも、困りごとでした。

内服により、黄体ホルモン製剤投与終了3日後に、通常の生理と同じくらいの出血が数日で、時期が分かることも、メリットと感じました。

ホルモン補充療法は、若い頃に戻る治療ではありません。急激に減る女性ホルモンを少し補って、閉経後に向かって、ソフトランディングさせるようなイメージです。

費用ですが、保険診療の対象です。3割負担の私の場合、今後、2ヶ月に1回の受診で、病院と薬局合わせて、特別な検査がなければ、1ヶ月に3000円ほどの費用負担です。


何回かに分けてお伝えしてきましたが、あくまで個人的体験の感想で、ホルモン補充療法をすすめるものではありません。

全ての医療行為に当てはまるものですが、治療には、リスクが何かしらあります。

乳がんのリスクを僅かに上げる、などホルモン補充療法にもリスクがあります。

婦人科の医師の説明や自分の体の状態の検査を受けて、判断していただければと思います。


実は、閉経や更年期がある動物はとても少なく、ヒトとクジラの一部とシャチくらい、と言われています。

進化論の種の生殖の面から、なぜ、ヒトの女性は閉経してからも長く生きるのか、という謎がありました。(医療の恩恵で寿命が伸びる前から、閉経後の期間がありました)

これについて、「おばあさん仮説」という考えがあります。

進化の過程で、あえて閉経することで、リスクの高い繁殖をやめて、下の世代の繁殖を助けたのではないか、というものです。そして、「おばあさん」が知恵や手助けをすることで、ヒトの文化の発展に大きな影響があったのではないかという仮説です。


さて、更年期は、メンタルヘルスもゆらぐ時期です。

ホルモンの影響のみではなく、ライフステージに関する様々なイベントも関わってきます。

イライラが抑えられない、気分が落ち込んで晴れる日がない、眠れないのが続いている、不安で落ち着かない、などお困りごとがあるときは、心療内科・精神科での治療がお役に立てることがあるかもしれません。


お薬カレンダー










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