訪問診療で使う、パソコン・携帯電話・モバイルWiFiを購入しました。
高齢の方への在宅診療など、訪問診療を行う医療機関は、年々増えています。
その中で、認知症の方への訪問も多く行われるようになりました。
認知症以外の精神疾患の方への訪問診療も、少しずつ増えていますが、どこに住んでも受けられるというほど多くはありません。
家から出られない、という状況は、色々な疾患でありえます。
(もちろん、家から出られないからといって疾患があるというわけではありません。)
統合失調症により外の世界がとても恐ろしい状況になっていて出られないという人、うつ病で起き上がる気力が出ない人、強迫性障害で一日中儀式を行っていて余裕がない人、過去に過酷な体験をして人と接するのが怖い人など、その病状や背景はさまざまです。
なかには、ご家族は訪問をしてほしいと思っているが、ご本人が嫌がっているという場合もあるでしょう。
そういった場合、訪問診療は、基本的にご本人の同意のもとになりますが、ご本人あてのお手紙を渡してもらうなど、働きかけの方法を一緒に考えることもできます。
訪問診療では、精神保健福祉士さんと私の2人で伺います。
病状だけでなく、生活の困りごと、考えていること、色々とお話してもらえたらと思います。
・ご本人が外来に行けず、長らくご家族だけが精神科に通っている
・外来に行けなくなり、入退院することを繰り返している
・ひきこもっていて、家から出られないが、精神科にかかりたい
こういった場合に、ぜひご相談ください。
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