朝晩は、ずいぶん過ごしやすくなってきました。
国府台病院が行う、厚生労働省こころの健康づくり事業の「ひきこもり対策研修」の講師として、事前収録を行いました。
これは、全国のひきこもり支援に従事している支援者向け研修で、WEB配信で来週開催されます。
私の担当は、「アウトリーチの取り組み」というパートです。
厚生労働省にたてつく気持ちは、もちろん・・微塵も・・ないのですが、ひきこもり“対策”という言葉には、なんとなく否定的ニュアンスを感じて、個人的には、少しもやもやします。
ひきこもること自体は、自分を守る防衛手段として、大切なもので、何も悪くない事だと思います。
その後に、また何かしたいとなったときに、どうしたらいいか相談できるところは、増えてきています。
でも行くことが難しいという人に、アウトリーチ(訪問)も増えてきています。
私はアカデミックなことは伝えられませんが、自分が訪問した経験から、どのような訪問が望ましいか、自分なりに考えているところをお伝えしました。
本当は、どのようなアウトリーチを望んでいるか、当事者や元当事者の方が講演することが、一番伝わるかもしれない、とも思います。
当院でも、訪問診療を行っています。
火曜と木曜の午後のみで、自転車で行ける範囲という限定的なものですが、お近くの方で、外来に来るのが難しい人のお家に伺っております。
また、訪問前のご家族からのご相談も受けております。
実は、外来は、ありがたいことに、初診予約を順調にご依頼いただいておりますが、訪問はご依頼が想定より少ないのです。
訪問診療は、精神保健福祉士とともに訪問し、これからの生活を一緒に考えていける体制にしています。
ぜひご相談ください。
